法人口座開設 メガバンク編その2
三井住友銀行からの連絡を待っている状態からの続きのお話です。
上記の"その1"で、申請をしてから約2日ほどで、携帯電話へ営業の男性からの連絡。
営業:「この度は、お申込みをして頂きましてありがとうざいます。つきましては、何点か質問や確認事項があるのですが、よろしいでしょうか?」
私:「あ、はい、連絡ありがとうございます、大丈夫です。」
営業:「まず、社名の○○○はどういった由来や意味でしょうか?」
私:「ああ、それは○○な事業をするので、××な意味でつけてます。」
営業:「なるほど、そういうことですね、把握致しました。」
営業:「次に、役員の方が他に2名いらっしゃいますが、こちらの方々のご生年月日とご住所をお伝え頂けますでしょうか?」
※仲がいい仕事絡みのメンバーを2名、とりあえず名義上役員で登記してました。
私:「少々お待ちください。A氏が○年○月○日で、住所が~~、B氏が○年○月○日で、住所が~~です。」
営業:「ありがとうございます、また再度ご案内をさせて頂きますので、来週月曜までお待ち下さい。」
という電話でのやり取りが行われました。
あれ?これって、もっと門前払いだと思ってたのに、意外とすんなりな感じなんですけど…。
どちらかというと、反社チェックとかそういうレベルな確認な気がしたり。
それか、もしかしたら既存の自分も持っている、三井住友銀行の口座の履歴がそこそこ綺麗に見えてるのかもしれないなんてのも頭をよぎりました。
自分の口座の履歴としては、
・20年以上使っていている。
・ここ10年近くは、前職の給与の振り込まれる口座として使われていた。
・普通預金だが、そこそこの金額が入っていたので、以前に口座元の支店から、商品の営業とかがあった(無視していたが)
・クレジットカードの引き落としなどで、結構毎月引き落とされている。
なんて状態だったのが、もしかしたら大丈夫っぽい理由なのかな?などと考えて、また連絡を待つことにしました。
そして、翌週の月曜日まで待ったのですが、窓口の営業時間を過ぎても連絡がない…。
なんでだろう、落ちたのかな?なんて、思いながら、翌日の火曜日に、先日の営業さんへ電話をしてみる事へ。
私:「すみません、先週月曜日に連絡があると聞いたですが、連絡がなかったもので…」
営業:「ああ、そうでしたか、失礼しました!もうご用意出来ますので、○日以降くらいに、銀行までお越しください。」
(え~~、なにそれw 通過してるんだ…)
私:「あ、そうなんですね、了解しました、それではお伺い致します。」
私:「ちなみに、次にお伺いした時って、何て言えばいいんですか?」
営業:「あ、スタッフに、法人の口座開設の2回目です。と言ってください。」
との事。
そして数日後、銀行へ訪問。
「2回目です。」とか、言い方としては謎だと思ったので、整理番号を貰う際に、「すみません、法人の新規の開設でOKが出たので来ました。」と伝え、番号を渡されて待つことに。
そして自分の番になり、カウンターにて窓口の人が私の対応をして下さいました。
すると、何やら確認をした後に、窓口カウンターの裏の方に営業の方いるみたいで、そちらでまた、ゴニョゴニョと話して、営業の方も窓口に現れました。
営業:「あ、電話でご連絡させて頂いた、○○です、よろしくお願い致します。」
私:「○○です。電話ではどうもです、はじめまして。」
営業:「あれ?連絡行ってませんでしたっけ?」
私:「あ、連絡があったので、こちらに来たんですが…」
営業:「あ、そうではなく、一部不備がありまして、その件でご連絡いってないでしょうか?」
私:「いや、来てませんね。(何このダメになりそうな展開)…」
と、そこで、何に不備があるのかを説明を受けたところ。
提出した書類の中に、「貸室賃借契約書」があったのですが、これは、個人として部屋を借りている書類でしかなく、法人格としてその部屋を借りている証明になっていない。との事。
なるほど… 街の信用金庫と違って大手メガバンクの場合は、わざわざ足を使って実体の確認やら何やらで訪問しないで、書面でしっかりと確証を取るということか…。
※信用金庫の話は以前の記事を参考:法人口座開設 信用金庫編
その説明を受けて、ある事を察しました。
私:「あ、という事はつまり、そういう事ですね?(察し)」
営業:「そういう事です。」
私:「それでは、明日また来ますので、よろしくお願い致します。」
この会話がどういう事かを整理すると。
・個人として部屋を借りている不動産屋やら大家やらとの契約書しかない。
・個人としてなので、法人として借りている証明にはならない。
という事なので、勝手に察した私は、
"個人としての自分"が、"法人としての自分"にローカルで又貸しをする体裁の建前上の契約書を作る。
というのをとっさに思いました。
そこで、帰ってから、契約書のテンプレ探しをネットでしました。
すると、こんな「建物使用貸借契約書」(word書類)が紹介されていたので、これを有効活用する事に。
この契約書の良いところは、タダで貸している契約書なので税金やら何やら色々発生しない。
また、色々と細かい事がぐちゃぐちゃと書かれていないので、シンプルである。
という事で、これの甲乙に、個人の自分を甲にし、法人の自分の乙とし、個人の印鑑と、法人の代表印で契約書を作成。(割印も忘れずにね!)
物件の場所も契約書内に書かれているので、場所も明確である。
これで、元の個人で契約をしている賃借契約書と、この今回の契約書と2つがセットになった時に効果を発する書類が出来た事になりました。
※今、この記事を書きながら、契約書名が「建物使用賃借契約書」の「建物」部分を「貸室」とかにすればよかったかな?なんて、いま思ってしましました。(まぁいいや)
そして翌日、その書類を持参して、窓口に行ったところ…
やっとOKが出ました!
その後、通帳もクレジットカードも無事に受けとる事が出来ました!
例によって、通帳が先でクレジットカードが後だったんですが、他の銀行や信用金庫、または個人名義と違って、カードも窓口まで受け取りに来るんですね…
他と同じ様に、書留とかで郵送で来るのかと思いました。
いずれにしても、メガバンクである三井住友銀行の法人口座を作る事ができたのですが、おそらく難しいと言われている中、作ることが出来た理由を自分なりに整理すると…
・長年使っていた銀行でかつ、過去や現在に入金がしっかりあったり、預金がある程度あったりするとベスト。
・あと、もちろん反社はダメよ?過去の口座の入金元の履歴とかで分かるけどね。
・支店が違っても、どうせ中身は覗かれるので関係ない。
・法人契約ではなく、個人契約をした物件の場合は、別途自分と自分との間の契約書が必要となる。
と、このあたりになるかと思います。
そういえば、営業さんとの会話の中で、開設のOKが概ね出たあとに、「こちらの物件は、バーチャルオフィスですか?」とか聞かれたので、バーチャルかどうかは、あんまり重要じゃない気がします。
また、固定電話がないままの申請で、携帯しか書いて無かったのにOKが出たので、そこも重要視してないのかもですね…。
そして、その後は手数料が安いから必須と言われる、ネットバンク系へ申請をする事に…。